カルシウムの欠乏は、摂取不足、吸収率の悪さ、ビタミンDの欠乏などが誘因となります。 カルシウムが欠乏すると、骨・歯の軟化、成長不良、骨そしょう症などを引き起こします。 骨そしょう症は骨組織中のカルシウムが減少し、骨がもろくなる病気です。50歳代の閉経後の女性にとくに発症率が高く、日本では約400万人の女性がこの病気とされています。 これは、閉経後に女性ホルモンの分泌がなくなると腸管からのカルシウムの吸収率が低下し、また骨からのカルシウムの溶出が進むためと考えられています。