疾患・特集

たんぱく質はなぜ必要か?

プロテインは「第1を占める」に由来

人間の体を構成している主体は水とたんぱく質です。例えば体全体を乾燥させてみるとその半分はたんぱく質になります。
たんぱく質とひと口にいってもさまざまな種類があります。髪の毛や皮膚、筋肉はもちろんのこと、血液などの体液中にも多くのたんぱく質が入っています。さらに細胞の中に含まれる酵素や、酵素の作用を調節するホルモン、外敵から身を守るための抗体もすべてたんぱく質からできています。
つまり、たんぱく質は生命活動を維持するうえで不可欠なものなのです。ちなみに、英語ではたんぱく質をプロテイン(protein)といいますが、その語源はギリシャ語の「第1を占める(proteios)」に由来します。

新陳代謝で分解されたたんぱく質を補う

しかしたんぱく質がいくら重要であっても、いったん体内でできたものが存在し続けるのであれば新しく補給する必要はありません。ところが私たちの体は、毎日新陳代謝を起こしています。体をつくっているたんぱく質も当然、合成・分解を繰り返しています。従って、その分解された分を毎日体に取り入れていかなければならないのです。