疾患・特集

動物性と植物性のたんぱく質を半々に取る、それはなぜ?

動物性たんぱく質は優れもの

たんぱく質は動物と植物から摂取することができます。通常、動物性食品は植物性食品より多くのたんぱく質を含んでいます。また、栄養価も動物性たんぱく質の方が高く、体の構成成分として無駄をそれほど出さずに利用されます。
それならば動物性たんぱく質だけを摂っておけばよさそうですが、これはお勧めできません。

動物性たんぱく質には脂肪も多い

動物性たんぱく質、つまり動物性食品にはたんぱく質だけでなく、たくさんの脂肪を含んでいるものも多いのです。脂肪は細胞膜を維持するのに重要な役割を果たしますが、高カロリーであるため、過剰な動物性食品の摂取は動脈硬化や心臓病などを引き起こしかねません。同様に、植物性たんぱく質だけを摂っても栄養分のアンバランスを生みます。
では、動物性と植物性たんぱく質を、どれくらいの割合で摂取すれば健康上望ましいかというと、1対1が良いといわれています。ただその場合でも、例えば動物性たんぱく質は牛肉だけから取るというのではなく、豚肉、鶏肉など色々なものから取るようにします。そうしないと、ここでも栄養素の偏りが出てくるからです。