疾患・特集

高血圧症と脳卒中

高血圧が引き起こす脳の合併症

高血圧による脳の合併症として、脳卒中が発生することがある。
脳卒中とは、脳内の動脈に動脈硬化が発生し、破れて出血したり、詰まったりするというような障害が生じた状態を指す。
障害が生じた部位に関係する脳のはたらきの欠損や低下が起きることで、さまざまな症状が現れる。
脳卒中には、脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA)、可逆性虚血性神経障害(RIND)、脳出血、くも膜下出血、高血圧性脳症などがある。

認知症の原因になることも

高血圧によって、脳の血管に梗塞などの障害が生じると、認知症が引き起こされることもある。脳血管性認知症というタイプで、アルツハイマー型、レビー小体型とともに「三大認知症」と呼ばれることもある。