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アミノ酸系調味料(だしの素)は塩分入り?

市販のだしは成分を確認する必要あり

大半の食品にはエネルギー、脂質、炭水化物、ナトリウムといった“標準栄養成分表”が記されています。この表示中のナトリウムを「=塩分」と思っている方も多いのでは?
実はナトリウムは食塩相当量に換算する必要があります。

ナトリウム(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)

つまりナトリウム1gで塩分2.54gに相当します。また、一般的な市販のだしの素に含まれているグルタミン酸ナトリウム1gにはナトリウム0.12gが含まれており、塩分に換算すると0.31gに。
塩分を調整する必要がある人は、市販のだしを選ぶ際にも、成分表示を確かめる習慣をつけるとよいでしょう。

手作りのだしがおすすめ

だしは、できれば手作りすることをおすすめします。
コンブやカツオ節、なまりぶし、干しシイタケ、干しエビ、ニボシなどから、うま味たっぷりのだしを取ることができます。
カルシウムやマグネシウムなどの血圧低下作用を持つミネラルも摂取できます。
コンブとカツオ節などのように、組み合わせるとうま味が増す材料もあり、塩分を控えた物足りなさを補うことができます。大量に作って冷凍保存することも可能です。