疾患・特集

測ってもらう相手で血圧が変わる?

白衣性高血圧

病院や診療所で血圧を測ってもらうと高血圧だといわれるが、自宅で測ると正常な範囲を示すというケースがかなりあります。医師や看護婦、保健婦などに血圧を測られると、緊張が生じ、血圧が一時的に上昇してしまうのです。
彼らが白衣を着用していることから、これを「白衣性高血圧」といいます。この場合、家庭で測った数値と、10~20mmHgの違いが出ることは珍しくありません。家庭用血圧計が普及したことによって、分かってきた現象です。

正確な血圧を知るための方法

正確な血圧を知るためには、10~15分程度の時間をおいて、2度、3度と測り直すようにします。
またさらに微妙な場合は、2週間位ずつ間隔をあけて、3回に分けて血圧を測る方法もあります。その場合、一般には3回の値を平均するか2回目の値を採用する、また、最も低い値を採用するといった方法で血圧値が決められます。WHOでは、3回の平均値を取ることを勧めています。