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運動したら痩せるというのは思いこみ?運動だけでは肥満対策にはならない

肥満を予防するには運動が一番!と思っているあなた。それは大きな間違いです。実は、運動で消費されるエネルギーは大したものではありません。食事や生活習慣を改善しながら有酸素運動をすることで、大きな効果を得られるのです。

運動で消費されるエネルギーは大したものではないという真実。ウォーキング1時間で45gしか減らない

食事が減らせないので運動で補おうとする人もいますが、効果の面からみると低いといえます。運動で消費されるエネルギーは大したものではなく、例えば体重90kgの人が1時間歩いて減少する体重はたった45gです。
それも、週に3回、1回につき20分、300kcalの運動量がなければ、体脂肪の減少には効果がないといわれています。
なぜなら私たちの体は運動を始めると最初は筋肉中のグリコーゲンを消費し、それを補給するために食物から吸収した糖などを使い、その後ようやく体脂肪をエネルギーとして燃焼する仕組みになっているからです。

肥満を予防・解消する効果的な運動とは?

効果的な運動としては、有酸素運動(例えばエアロビクスなど)がおすすめです。
酸素を多く取り入れながら運動すると心肺機能が高くなり、血液中のコレステロールや中性脂肪の値も減少するという報告があります。
いずれにせよ、食事制限を守ったうえで、運動をしてこそ効果が現れるものなのです。