疾患・特集

欠乏しやすいビタミンを取る

体組織の成長や保持、機能調節に役立つビタミン

最近、肥満や高血圧、脳卒中、心臓病、糖尿病などの生活習慣病が大変な勢いで増えています。それは、実際に消費するカロリーよりずっと多いカロリーの食事を摂ったり、栄養のバランスを欠いたりしているからです。特に体組織の成長や保持、機能調節に役立つビタミンの不足がめたってきています。ビタミンは毎日の食事から取る必要があります。

ビタミンA、B、C、D、Eを多く含む食べ物

ビタミンA、ベータカロチンは、がんの予防になるといわれています。レバー、ウナギ、緑黄色野菜、海藻に多く含まれています。
ビタミンB群は、糖質をエネルギーに変える時に必要な酵素のはたらきを助けます。不足すると脚気などの原因になります。豚肉、レバー、胚芽、大豆、牛乳などに多く含まれています。
ビタミンCは、抗酸化作用があり、がんや脳卒中の予防に役立ちます。風邪の予防やストレス解消にも効果があるといわれています。特に野菜や果物に多く含まれています。
ビタミンDは、血液中のカルシウム濃度を一定に保ちます。カルシウムを骨に沈着させて骨を丈夫にします。魚、きのこに多く含まれています。
ビタミンEは、抗酸化作用があり、血液中の過酸化脂質(老化物質)の増加を抑制し、動脈硬化や高血圧を予防します。植物油、魚、卵、緑黄色野菜に多く含まれています。