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アミノ酸代謝に必要なビタミンB6・C

たんぱく質とビタミンB6を一緒に取る

たんぱく質は口の中では消化されず、胃に入って初めてペプシンと呼ばれるたんぱく質分解酵素によって、アミノ酸に分解されます。
腸に送られ吸収されたアミノ酸は、他のアミノ酸や糖質、脂質からアミノ酸を合成したり、アミノ酸を糖質や脂質に転換したりという代謝を行っています。

栄養素の代謝には、酵素が必要です。酵素を助けるはたらきがあるのは、ビタミンB群です。特にアミノ酸の代謝には、ビタミンB6を補酵素とする酵素が欠かせません。
従って、たんぱく質だけをいくら多く摂っても、ビタミンB6を取らないと、たんぱく質の代謝が円滑に行われなくなるのです。不足すると、疲れやすく、食欲不振になります。
質の良いたんぱく質を取り、十分な量のビタミンB6を取れば、体はアミノ酸を作ったり壊したりして、無駄なく効率的に使うことができるのです。

ビタミンB6を多く含む食品

ビタミンB6を多く含む食品は、レバー、鶏の胸肉、鮭・サバ・マグロなどの魚類、玄米やそばなどの精製していない穀類、豆類、ブロッコリーやホウレンソウなどの緑色野菜です。また、バナナやアボカド、パパイア、キウイ、パイナップル、イチジクなどの果物にも多く含まれています。