疾患・特集

夜食は取らないのが一番

夜食はなぜいけないか

寝る前に食べると太りやすいことは誰でも知っています。
食事をすると血液中のブドウ糖が上昇します。昼間なら体を動かすのでエネルギーとして消費されやすいのですが、食事をして2時間も経たないうちに寝てしまうと、血液中の余分なブドウ糖は脂肪として蓄積されることになり、これが肥満の原因となるのです。
夜食がいけないもう一つの理由は、たっぷり食べてすぐ寝てしまうと、消化・吸収が遅れ、翌朝まで食べたものが胃の中に残ってしまうことがあります。このため胃もたれが起きたり、空腹感が出ないため朝食を抜くようになります。それに、寝る前に食べると熟睡の妨げにもなります。

どうしてもの時はカロリー少なめに

ただ、胃の中のものは通常4~5時間で消化されますから、夜遅くまで起きているとどうしてもお腹が空きます。こんな時は、できるだけカロリーの少ない食事にしましょう。
牛乳や果物がベターです。油脂の多いものは胃の中の滞留時間が長いため、避けた方が賢明です。
夕飯を食べ損なったような時は、牛乳やバナナ1本というわけにはいきませんが、もし即席めんなどを食べるなら、野菜や卵などを入れるようにします。