疾患・特集

腰痛・足がつるのを改善するには?

皆様から寄せられたお悩みにお応えするリクエスト特集。今回は、腰痛、足がつる原因と改善法をご紹介します。

腰痛が良くなる方法はありませんか?

腰痛

腰痛の三大原因は骨格の歪み、筋力の低下、血行不良。例えば前屈みの姿勢を長時間続けたり、重い荷物をいつも片側の肩にかけてばかりいることで骨格が歪み、腰痛になってしまう。また、日頃の運動不足から筋力が低下しても腰痛になる。特に腹筋が弱くなると背筋に 引っ張られるようにして背中が反り、腰痛になりやすい。さらに血行不良とは、運動不足やきつい下着、そして太り過ぎといったことが原因で血のめぐりが悪くなるために起こる。
一度腰痛になると慢性化しやすく、徐々に悪くなる場合もある。早めにケアをし、悪化させないことが肝心だ。ちなみに我慢ができないほど強い痛みだったり、その後に足がしびれたりする場合はすぐ病院へ。ごく稀に、内臓の病気から腰痛になるケースもある。

腰痛の改善法

姿勢を見直そう

前屈みの姿勢が多い、荷物はいつも片側の肩だけにかけるクセがある、横座りやあぐらをかくことが多い。こんな人は、姿勢の見直しが第一。デスクワークの時間が長い場合は、1時間おきくらいに立ち上がって腰を伸ばすだけでも違ってくるはず。また、意外と見落としがちなのが寝ているときの姿勢。理想の寝姿勢は直立しているときとほぼ同じ姿勢。体が沈み込んでしまうような柔らかい敷きふとんを使っている人は、適度な硬さのものに変えることをおすすめ。

肥満と運動不足の解消を

肥満になると脂肪が血管を圧迫するため、血行が悪くなる。また、筋力の低下も腰痛の大敵!ならば一石二鳥の運動がおすすめだ。家でストレッチをしても良し、アクアビクスも腰にやさしいスポーツとしておすすめだ。腰痛を軽くする体操などもあるので、気軽に試したい。

痛くなったら、こんなケアを

軽い痛みなら、温・冷どちらのタイプでも、気持ちがいいと感じられる湿布をしよう。やや強めでも我慢できる程度の痛みなら、ぬるめのお湯にゆっくり浸かろう。血行が良くなるので、痛みが軽くなる。腰痛に効くツボ指圧なども試す価値あり。

夜中に足がつる

足がつる

足がつる=こむら返りは、筋肉が縮んで伸びなくなった状態のこと。太ももやふくらはぎに多いが、全身の筋肉に起こり得る。原因の第一にあげられるのは、筋肉疲労。筋肉が疲れ過ぎて、うまく神経系統との連携がとれないのだ。また、運動不足の人が急に運動をしたり、寒い戸外に急に出たときにも起こりやすい。
逆にスポーツをよくする人の場合は、十分に準備運動をしなかったり、水分不足でも起こる。
これらは病気ではないので、つったときは飛び上がるほどの痛みでも、それさえ乗り越えれば大丈夫。だが、頻ぱんに足をつる場合はご用心。カルシウムやマグネシウム不足、椎間板ヘルニアや糖尿病、動脈硬化が原因となる場合もあるのだ。足がつるのも体からの何らかのシグナル。気をつけよう。

足がつる改善法

つったときは我慢&暖め

足がつったときは、まずゆっくり痛い部分を伸ばすこと。ふくらはぎなら、足のつま先を持って手前に引っ張ると良いが、あくまでもゆっくりやるのがポイント。そうして少し我慢してから、患部を暖めたりマッサージするのがベストだ。

普段からストレッチと、ミネラル補給を

一度足がつるとクセになりやすいので、普段からマッサージやストレッチをするのがおすすめ。また、カルシウムやマグネシウムが不足しても足がつりやすくなるので、食生活も見直したい。マグネシウムの多いアーモンドや大豆、ひじきなどを積極的に食べよう。スポーツをする際は、水分補給もお忘れなく。

公開日:2002年12月9日