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男だってスキンケア!スッキリすべすべ顔を目指そう

スッキリすべすべ顔を目指す男性へ、「洗顔」「髭剃り」「生活習慣」の3つについて気を付けたいポイントをご紹介します。

HOW TO 洗顔

スキンケアの基本は洗顔から。ところであなたはちゃんと洗顔料を使って顔を洗っているだろうか。朝は水で簡単に、夜はお風呂に入ったついでにボディソープで洗っておしまい、なんて人も多いのでは?ここではスッキリすべすべ顔を目指す洗顔方法について考えてみよう。

Step1●洗顔料を用意する

Step1●洗顔料を用意する

水やお湯だけの洗顔では、顔の表面の皮脂をきちんと落すことができないため、男性も洗顔料を使って洗顔することをおすすめしたい。 一方、「どうしてボディソープじゃだめなの?」という声が聞こえてきそうだが、確かに体と顔の皮膚は構造についてはほとんど大差がないことは事実。しかし厚みの点では大きく違っている。顔の角質は体部分に比べて薄く、瞼の厚みは0.4mmしかない。手のひらや足の裏の厚みに比べるとおよそ半分程度だ。こうしてみてもやっぱり顔の皮膚はデリケート。それでなくても毎日紫外線を浴びたり、かみそりの刃で傷めつけられているのだ。ボディソープで体と一緒に洗うより、専用の洗顔料で丁寧に洗ってみては?

Step2●泡で洗う

Step2●泡で洗う

洗顔料を用意したところで、その使い方にもポイントがある。
洗顔料を水でよく泡立て、泡で顔を洗うことだ。洗顔料の成分には水になじみやすいものと油になじみやすいものが含まれており、ベタつく皮脂を落とすのは油になじみやすい成分の方。しっかり泡立てないとこの成分の効果が十分に発揮されず、肌をきちんと清潔にすることができない。脂っぽさが気になる人は、2度洗いするといいだろう。

Step3●保湿する

Step3●保湿する

上記の方法で洗顔し、すみずみまですすげばそれで終了?
いやいや、まだ最後の仕上げが残っている。洗顔では汚れや不要な角質、皮脂などのほかに、肌に必要なNMF(天然保湿成分)の一部まで洗い流してしまうことがある。そんなときは水分と保湿成分を化粧水で補ってやろう。「化粧水~!?」なんて拒否反応を示すなかれ。今は男性用の化粧水にもいろいろなタイプがあり、にきびや吹き出物を出にくくするもの、カサつきを防ぐもの、低刺激性のものなどが揃っている。自分の肌に合わせて選んで使えば、肌の状態も整ってくるだろう。

HOW TO 髭剃り(ひげそり)

毎朝の日課、髭剃り。髭の直径は約0.1mmで、1日平均0.4mmずつ伸びていく。また、気温が高くなるほど伸びやすい傾向があり、冬よりは夏、夜よりも日中の方がよく伸びると言われる。髭が硬くちくちくしているのは、髭の成分・ケラチンのイオウ原子が強く結合しているため。同じ太さの銅線と同じ程度の硬度があるという。

さて、実際どう髭を剃るかについては「ウェット(かみそり)派」と「ドライ(シェーバー)派」に分かれるところ。それぞれのメリットや巧く剃るコツなどをジレット ジャパン インク、広報マネージャーの吉原雅子氏にうかがってみた。
「学生のドライ派とウェット派の割合はおよそ4:6。就職して社会人になると逆転して6:4になります。シェーバーは手軽に使える反面、剃り残しが出るとも言われてきました。でも最近では技術が進んでかみそりとの使用感の差がなくなりつつあります。ライフスタイルに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。」

かみそり、シェーバーのメリット

ウェット(かみそり) ドライ(シェーバー)
特徴 深剃りできる爽快感が魅力。 手軽に剃れることが魅力。
髭を剃る準備 顔を洗う(起床後、顔のむくみが引いた後)。
シェービングフォームかジェルを 髭全体につける。
※特に髭が濃い人は蒸しタオルなどで髭を温めると剃りやすくなる。
※肌を傷めるので「空剃り」は厳禁。石鹸水も肌を乾燥させてしまうのであまりおすすめできない。
顔を洗う前に剃る。
髭を剃る順番

髭を剃る人

もみあげ→頬から始めて 顎と唇の周りは最後に。上から下へ、髭の流れにそって剃るのが基本。

シェーバーの動かし方

シェーバーあいている手で皮膚を伸ばすようにして、毛流れと逆に毛を立ち上げながらシェーバーを動かす。シェーバーの面全体が常に肌にあたっていることがポイント。
仕上げ 洗顔し、化粧水などで保湿する。 洗顔し、化粧水などで保湿する。
注意 きれいに剃るために、刃は適宜交換すること。かみそりは水洗いした後自然乾燥させること。拭いたりすると刃先を傷める恐れアリ。 肌に強く押し当て過ぎないこと。シェーバー自体の重さで剃るようにすれば、使用後の肌のひりつき も改善されるはず。

HOW TO 生活習慣

肌は内臓の鏡」という言葉をご存知だろうか?健康な肌のためには、まず体の中から健康になることが必要なのだ。せっかくスキンケアを心がけても暴飲暴食、喫煙、睡眠不足や運動不足などを繰り返していれば、肌は相変わらず脂ギトギトのまま。「洗顔料も化粧水も効き目がないぞ!」と放り出すより、まず自分の生活習慣を見直してみよう。肌の状態は意外なほど印象を左右するもの。体調が整って肌の調子がよくなってくれば、もっと若々しく見えるようになる。
また、ずっと抱えているトラブルがあるなら、一度皮膚科を訪れることをおすすめ。にきびか吹き出物だと思い込んでいたものが、アレルギー性の肌疾患だったりすることもある。適切な薬を処方してもらえば治る場合も多い。「たかが肌荒れ」と面倒がらずに医者に診せては?

公開日:2002年9月9日