排便リズムの狂いが、最大の敵。硬い便をしているうちに、肛門が傷つけられ、排便時に痛みを感じ、強く力むことができなくなります。痛みを恐れて排便しづらくなり、その結果、ますます硬い便になり、痔を悪化させてしまうことに。まずは快便生活を目指しましょう。
これまでにも出てきたが、排便リズムの狂いは便秘の最大の敵。硬い便をしているうちに、肛門が傷つけられ、排便時に痛みを感じ、強く力むことができなくなる。すると便が残るが、痛みを恐れてつい我慢してしまい、その結果便秘になりますます硬い便になり、痔を悪化させてしまう、という悪循環に陥ってしまうのだ。
この悪循環に陥らないためには、快便生活を送ることがまず必須条件なのである。
ウンチは人が食べたもののうち、最終的に不要物となったものが肛門から排出されたもの。ただ出ればいい、というものでもなく、出るなら「よいウンチ」として出すべきである。
便秘や下痢で悩まされている人は、それなりに解消法を試しているはず。でも、なかなか治らない、というのが現実のようだ。それは、一時的に食べ物や生活習慣を変えても快便になるわけではなく、長時間かけて改善しなければ快便生活は送れないのだ。
「痔かな?」と思っても、それだけでは病院へ行きづらい。たいていは、イボや出血に気がつき、「もしかしてがん!?」と思って心配になり、病院へ行くようだ。
意を決して病院へ行く場合、何科に行くのがいいのだろうか。
本来、痔の専門といえば「肛門科」であるが、特に女性は「なんだか、恥ずかしい」と思うよう。それなら、「産婦人科」へ行くという手もあるようだ。しかし、やはり専門ではないため薬を処方される程度なので、痔だと診断されたら肛門科へ行ってみよう。
病院へ行くのが恥ずかしい、という理由のひとつに、診察の時にどんな姿勢をとるんだろう?という不安がある。そこで、代表的なものをイラストにしてみた。
このような姿勢になり、たいてい医師が直接指を肛門に入れて診察する。その後は、病院によって差があるようなので、もし診察してもらって「おや?」と思うようなら、ほかの病院へ行こう。最初に訪れた病院に通院し続けることはない。