麦茶はさっぱりしていて、夏にはもってこいの飲み物です。あなたはどれだけ「麦茶」のこと知っていますか?
緑茶、ウーロン茶、紅茶は、いずれも同じツバキ科の茶木(学名:カメリア・シネンシス)の葉から作られます。このお茶の葉を発酵させるかどうかで緑茶かウーロン茶か紅茶か、に分かれます。また、煎茶、番茶、玄米茶、ほうじ茶、玉露、抹茶などはすべて緑茶の種類です。
ところが、「茶」という文字がついていても、麦茶、はとむぎ茶、どくだみ茶、プーアール茶などは茶木ではなく、ほかのものを原料としています。麦茶の原料については、Q2の解説をご覧ください。
というわけで、正解は「ウソ」
麦茶という名前からもわかるとおり、麦が原料です。そのなかでも、麦茶に使われるのは主に大麦です。麦の種類とその用途は、以下のとおりです。
というわけで、正解は「ホント」
緑茶には、カテキンが含まれており、抗がん作用や動脈硬化の予防作用があります。このカテキンは、あのお茶独特のにがみ成分であり、お茶には欠かせません。
でも、麦茶にはこのカテキンが含まれていません。なぜなら、Q1でもお伝えしたとおり、緑茶と麦茶は原料がまったく違うため、含まれる成分も違います。
だからといって、体にいいことがなにもないわけではありません。苦味が苦手な人や小さな子供などには、麦茶はもってこいの飲み物です。苦味がない分、くせがなく誰でも飲めるのです。
というわけで、正解は「ウソ」
麦茶の原料、麦は食物繊維が豊富で、消化器系の機能を高め、消化吸収を助ける作用があります。そのため、便秘や食欲不振の人にも麦茶はおすすめです。さらに、体内の熱を鎮め、口の渇きを止めるはたらきもあるため、夏の暑い日にはうってつけの飲み物なのです。
というわけで、正解は「ホント」
麦茶に血液をサラサラにする効果があると発表されたのは、ごく最近のことで、詳しいことは研究中ですが、麦茶にはあの香りのもとになっているピラジンと呼ばれる成分が含まれており、これが血小板の凝集をおさえ、血栓をできにくくする、すなわち血液を流れやすくするために作用しているようです。
特に汗を大量にかく夏には、水分が不足し、血液が濃縮されてドロドロになりがちです。麦茶は夏バテしそうな時の水分補給にはもってこいの飲み物です。
というわけで、正解は「ホント」