亜鉛は体内で合成されないので、食品からとらなければならない。簡単にいえば、亜鉛を含む食品をとればよいのだ。亜鉛を含んだ食品と簡単レシピをご紹介。
亜鉛は体内で合成されないので、食品からとらなければならない。簡単にいえば、亜鉛を含む食品をとればよいのだが、現代は土壌中のミネラルが少なくなった土地が多く、その地で育ったもののミネラルも減少してしまっている。
ただでさえ、少なくなっている亜鉛。効率よく摂取するためには、どうしたらいいのだろうか?
インスタント食品やファーストフードなど、手軽なものばかりを食べるのをやめること。若い世代に味覚障害が増えているのは、偏食がかなり影響している。これでは亜鉛はなかなかとれない。
ほとんどの加工食品に含まれているポリリン酸ナトリウムなどの食品添加物は亜鉛を体内から排出してしまうはたらきがあり、フィチン酸という天然物質は、亜鉛を吸収しにくくする作用がある。
アルコールを分解するのにたくさんの亜鉛が使われる。また、亜鉛が不足しているとアルコールを分解する酵素のはたらきが鈍くなるため、お酒好きな人はとくに亜鉛をとるよう心がけて。
厚生労働省では、1日の摂取量を成人男性は12mg、成人女性は9mgと発表している。でも、普段の日本人の食事では7~9mgしかとれていないそう。1日の目標の半分しか摂取できていないので、12mgとはいわず15mgを目標に摂取するようにしたいものだ。
ちなみに、1日の許容上限は成人男性で40~45mg、女性で30~35mgだそう。過剰摂取による害を気にすることもあるかもしれないが、ほかのミネラルに比べて体が亜鉛を受けつける許容範囲が広いため、たとえ多めに摂取しても副作用は出にくい。
亜鉛たっぷり食品
参考資料:食品成分早見表
亜鉛が含まれているものといえば、緑茶や抹茶、そしてなんといっても牡蠣(かき)。牡蠣は、大粒のものなら1つ食べれば1日の所要量を軽くクリアすることができる(牡蠣は100g中に40~70mgの亜鉛が含まれており、大粒の牡蠣なら1個30g程度あるため)。
そのほかの食品と簡単レシピをご紹介。
■材料(4人分)
牡蠣大粒4個、ベーコン20g、パン粉大さじ4、ニンニクひとかけ、とろけるチーズ、パセリ、オリーブオイル
■作り方
■材料(4人分)
抹茶大さじ1、牛乳450cc、プリンの素1袋(約60g)
■作り方