土用の丑の日にはうなぎを食べると言われていますが、うなぎはビタミンが豊富で、夏バテにはもってこいの食べ物です。ビタミンが欠乏すると体のいろんなところに不調がでてしまいます。
「何となくイライラする」「夜眠れない」「食が進まない」「体がだるい」「肌が荒れる」 「病院に行くほどじゃないんだけどちょっと調子が悪い」。こんなことはありませんか?これは、ビタミンが不足していると起こりがちな症状です。ビタミンにはA、B群、C、Dなど全部で13種類ありますが、どれも大切な栄養素となります。
そして、意外に思うかもしれませんが、実はうなぎはビタミンが豊富な魚です。
「目のビタミン」と呼ばれるほど、視覚の主要な部分を担当しているビタミンA。 また、がんを抑制するはたらきもあると言われています。
目が疲れる、まぶしい、薄暗いところが見えにくい、肌が荒れる、疲れやすい、など
ビタミンB1は脚気(足がむくんだりしびれたりする病気)を予防するビタミンです。また、ビタミンB2は成長促進作用があると言われています。
カルシウムやリンの吸収を助け、骨を強くするビタミンです。
骨軟化症、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、虫歯など
細胞の老化をおさえ、生殖機能を正常に保つはたらきのあるビタミン。手足などの血行もよくします。
老化が進む、しみ・しわができやすい、心臓が弱る、免疫機能が低下するなど
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、必須脂肪酸のひとつであり、脳細胞を形成するのに重要な役割を果たしているものです。
そのため、頭がよくなる、学習能力が高まる、などと言われています。胎児の脳が形成される時期の母体には欠かせないものであり、認知症などの老化防止にも役に立ちます。また、がんの進行をおさえたり予防したりするとして注目を浴びています。
また、EPA(エイコサペンタエン酸)はコレステロールや中性脂肪を減らすはたらきがあり、脳梗塞や心筋梗塞といった血液の病気の予防に効果があります。