年をとると忘れっぽくなる人が多いということは、一般的によく知られています。そのため、ご家族に多少の変化がみられても、「もう年だし、ただのもの忘れだろう」と気にされないことがあります。しかし、実際には「軽度アルツハイマー型認知症」が見過ごされている可能性があります。次の症状の中に、ご家族に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
以前と比べて、次の症状がよくみられるようになります。
アルツハイマー型認知症の患者さんと暮らす介護者さんは、患者さんご本人の心配ばかりをしがちです。しかし、介護生活による精神的な負担や、治療費をはじめとした経済的な負担など、介護者さんご自身の暮らしにも影響が及ぶことを知っておく必要があるでしょう。結婚や転勤に伴う転居や、お子さんの受験、また他のご家族の病気など、思い通りに介護ができない状況になることも考えられます。
「もっと早く準備をしておけば…」と悔やまないために大切なのは、早めに情報を集め、対策を講じることです。軽度のうちにアルツハイマー型認知症を発見できれば、病状が進行するまでの間に、対策を十分に検討することができます。ご家族の変化に気づいたら、早めに医療機関で相談することが望ましいと言えます。
認知症の検査には、主に次のようなものがあります。忘れっぽくなったというご自分の変化について、患者さんご本人が不安に思っている場合もあります。不安を払拭するためにも、早めに医療機関に連れていってあげると良いでしょう。
その他の脳の画像検査についても現在、研究開発が進んでいます。
※どの検査が行われるかは、医師の判断によって異なります。
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