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寝ている間に、ちゃっかりキレイになるコツ

美肌応援成分を摂って、もっとキレイに

下記の成分は、どれも肌の健康にとって欠かせないもの。日々の食事から補いきれない場合はサプリメントを利用するのもいいだろう。サプリメントは基本的にいつ摂取してもかまわないが、美肌のゴールデンタイムに合わせて就眠前に摂れば、成長ホルモンのはたらきも受けてスキンケア効果が期待できる。
また、これらの成分はひとつひとつ単独ではたらくのではなく、それぞれの機能が相互に組み合わさって作用するもの。必要なものを必要なだけ、一緒に摂るのがおすすめ。

ビタミンA、C、E

ビタミンAは新陳代謝を促し、皮膚の健康を保つ。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、メラニン色素を無色化したり、真皮内のコラーゲンの再生を促す。ビタミンEは血液の循環を良くし、Cとともに活性酸素と闘う。

ヒアルロン酸

「ムコ多糖体」と呼ばれるたんぱく質の一種で、細胞と細胞をつなぐネバネバした物質。スポンジのように保湿性が高いのも特徴。細胞同士をくっつけてハリを作り、肌のうるおいを保つために役立つ。

セラミド

細胞間脂質と呼ばれ、水分と油分の両方に溶けることから、皮膚表面にある角質の細胞と細胞の間をつなぐはたらきをする。外部から受ける刺激から皮膚を守ったり、皮膚の内部から水分が蒸発するのを防いでくれる。

L-システイン

アミノ酸の一種。肌の基底層という部分ではたらき、メラニンの過剰生成に歯止めをかけたり、解毒作用によって有害金属や活性酸素から細胞を守るといわれている。また、紫外線による皮膚がんの発生を抑えるとの説も。

ビタミンB群

皮膚や毛髪の発育にかかわるビタミンB2、皮脂量をコントロールするB6。ビタミンB群の仲間・ビオチンは「皮膚のビタミン」とも呼ばれるとおり、たんぱく質の合成にかかわり、髪や皮膚の健康を保つためにはたらく。

コラーゲン

たんぱく質の一種で、細胞や組織どうしをくっつける、接着剤のようなはたらきをする。皮膚の真皮層の70%を占めるといわれ、網の目のように張り巡らされて細胞を支えているが、不足するとたるみなどが発生するといわれている。

美白成分「L‐システイン」とは!?

美白成分としてよく見聞きする「L‐システイン」。美肌系医薬品のほとんどに含まれているといっても過言ではないが、実際にどのようなはたらきをするのかよく知らない人も多いのでは!?

L‐システインは、上記で述べたとおりアミノ酸の一種で、牛肉、牛乳、サケ、オートミール、小麦粉などに含まれている。抗酸化作用があり、肌の基底層でメラニンの生成を抑えて美白にみちびくほか、皮膚の新陳代謝に関わって傷の回復を促し、肌を健康にしてくれるはたらきがある。

もうひとつ見逃せないのが、肝臓の機能をサポートしてくれること。肝臓のはたらきが弱まると、体内の不要物質が解毒されず、血液中にたまってメラニンを作りやすくしたり、皮膚組織の新陳代謝も滞るので、肌にメラニンが停滞しやすくなる。肝臓の悪い人の顔色が黒ずんでくるのはこのため。L‐システインは、肝臓の解毒作用を助ける抗酸化物質・グルタチオンという物質の生成に欠かせない成分で、肝機能が高まると血液がきれいになって、肌再生に必要な栄養素がきちんと届けられるようになる。アルコール分解酵素のはたらきを助ける作用もあるので、お酒好きの人には一石二鳥かも!?

気をつけて!就寝前のダメダメポイント

就寝前のダメダメポイント

1日の終わりは、一刻も早く眠りにつきたいもの。でも、メイクをきちんと落とさずにベッドにもぐりこむのは絶対にNG。皮脂や汚れを長時間肌につけたままにしておくと、吹き出物や毛穴のひらきなどトラブルの元凶に。また、寝る前にお酒をたくさん飲むと、徐波睡眠に入りにくくなり、翌朝顔がむくむ原因ともなるので、避けたいもの。寝具をいつも清潔にしておくことも大切。吹き出物に悩んでいる人は、枕カバーやパジャマなどをマメに取り替えてみて。