「肥満」「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」は、生活習慣病のなかでも「死の四重奏」と言われています。それは、これらの病気が互いに合併することが多く、脳卒中や心筋梗塞などの危険率を著しく高めるから。やっかいなことに、自覚症状がないまま進行してしまうのです…。
いまやすっかり定着してきた「生活習慣病」という言葉。もともとは、「成人病」と言われていたことはご存知の方も多いかもしれません。どんな病気かと言えばその名の通り、体の負担になるような生活習慣を続けることによって、引き起こされる病気の総称です。
以前は、成人がかかりやすかったのですが、食生活や生活習慣の変化によって、病気の低年齢化が進み、いまや子供でもかかるほどになりました。
これらの生活習慣病は、初期段階では自覚症状が出にくいものもあり、気がつかずに放っておくと心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、死につながることもあります。
生活習慣病の進行
出典:「2002生活習慣病のしおり」生活習慣病予防研究会編
生活習慣病のなかでも、特に「肥満」「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」は『死の四重奏』と呼ばれています。それは、これらの病気が互いに合併しやすく、しかも合併することでより加速度的に動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こしかねないから。
また、これらの病気は「サイレントキラー」とも呼ばれ、自覚症状がないまま密かに病状が進行し、心疾患や脳血管疾患などの重大な病気を引き起こしてしまう可能性も大きいのです。
そうならないためにも、生活習慣病の初期症状とも言える『死の四重奏』を奏でないようにすることが重要となります。
体に悪影響を与える生活習慣といえば、たいてい想像はつくかもしれませんが、いま一度自分の生活が以下のような項目にいくつ当てはまるか、見直してみましょう。当てはまる項目が多いほど、生活習慣病への道は近くなります。
生活習慣のなかでも特に、食事、運動、休養、喫煙、飲酒の習慣が病気の鍵を握っています。あなたはどうですか?