何気ない生活習慣のなかにも頭痛を引き起こす原因がいくつかあります。また、同じ行動でも頭痛タイプによって問題なかったり禁止だったり異なります。命にかかわる「怖い頭痛」についても知っておきましょう。
普段何気なく暮らしているさまざまなシーンにも頭痛の原因が潜んでいます。あなたのライフスタイルをもう一度見直してみませんか?
頭痛のタイプによって、同じシーンでも「OK」と「NG」に分かれることもあります。知っておけば頭痛を悪化させず、早く改善させることができます。
お風呂 | OK | 血行がよくなって、筋肉のコリがとれれば頭痛もラクになります。 |
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お酒 | OK | 血行がよくなるため、痛みも軽減します。 |
マッサージ | OK | 後頭部から肩にかけてマッサージするとラクになるようです。 |
カラオケ | OK | ストレス発散が頭痛解消につながります。 |
お風呂 | NG | 血管が拡張してしまい、痛みが増してしまいます。痛みがおこりそうな時はさっとシャワーで済ませて早めに寝てしまいましょう。 |
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お酒 | NG | 血管が拡張してしまうので、体調の悪いときはなるべく控えましょう。特に赤ワインやポートワインは頭痛を起こしやすいと言われています。自分の体に合う飲み物と適量を知っておきましょう。 |
マッサージ | OK | こめかみをマッサージするとラクになるようです。 |
カラオケ | NG | 騒音や汚れた空気は片頭痛のもとになります。 |
お風呂 | NG | 痛みが起こる時期には長湯が痛みの引き金になることがあります。 |
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お酒 | NG | 群発期(痛みがある間)は絶対禁酒です!群発期を過ぎれば飲んでも問題ありません。 |
「慢性頭痛」とまではいかないけれど、日々の暮らしの中で起こるちょっとした頭痛。あなたも心当たりはありませんか?
痛みをやわらげるためには薬の飲み方にもコツがあります。痛み始めたら早めに鎮痛薬(市販のものでOK)を飲むのがポイント。鎮痛薬が効かないという人は、飲むタイミングが遅すぎる場合が多いようです。
あなたが頭痛持ちなら、一度「頭痛外来」を訪れてみてはいかがでしょうか?最近は頭痛を専門に扱う頭痛外来を設けている病院も増えています。頭痛外来では痛みの診断や頭痛の種類にあわせた治療をきちんとしてくれますので、鎮痛剤だけ渡されて帰されてしまうということもありません。
また、バットで殴られたような突然の痛みや言語障害、発熱、痙攣などを伴ういつもと違う急激な頭痛のときは大至急、脳神経外科・神経内科に行くこと。くも膜下出血や脳出血、髄膜炎の恐れもある「怖い頭痛」の可能性が高いからです。命にかかわる「怖い頭痛」のサイン、絶対に見落とさないようにしましょう。