高脂血症は健康診断などの血液検査で発見することができる。基準値をまとめてみたので、健康診断などの血液検査の結果から自分でチェックしてみよう!
脂質異常症の疑いがあるかどうかは、血清の中の脂肪成分がどれくらいあるかを調べればわかる。
健康診断や人間ドックの血液検査では、「コレステロール値」、「中性脂肪値」、「HDLコレステロール値」を測定する。この3つの数値があれば、大抵の脂質異常症の診断はできるのである。
脂質異常症は血液中の中性脂肪(トリグリセライド)値、コレステロール値を、基準値に照らし合わせて診断される。
基準値以上になると「高コレステロール血症」
血清総コレステロール(mg/dl) | LDL-コレステロール(mg/dl) | |
---|---|---|
適正域 | 200未満 | 120未満 |
境界域 | 200~219 | 120~139 |
高コレステロール血症 | 220以上 | 140以上 |
基準値以上になると「高トリグリセライド血症」
空腹時トリグリセライド(mg/dl) | |
---|---|
高トリグリセライド血症 | 150以上 |
基準値未満だと「低HDLコレステロール血症」
HDL-コレステロール(mg/dl) | |
---|---|
低コレステロール血症 | 40未満 |
参考:日本動脈硬化学会高脂血症診療ガイドライン1997年
コレステロール値・中性脂肪値・HDLコレステロール値から求めることができる。130(mg/dL)以下であれば正常。
LDLコレステロール値
=総コレステロール値-HDLコレステロール値-(中性脂肪値×1/5)
参考:「気になる検査値食事で治そう1 肥満度・コレステロール値・中性脂肪値・血圧」
中村丁次監修 NHK出版協会発行
血液検査は空腹時、一般的には朝食を抜いた午前中に行う。正確な診断を受けるためにも、以下のことを心掛けよう。