疾患・特集

こんなときはすぐに病院へ!赤ちゃんの気になる病気チェック

こんな症状のときは病院へ。赤ちゃんの病気をチェックしよう。
※下記の情報については赤ちゃんの健康状態によって必ずしもあてはまらない場合があります。

赤ちゃんの発熱

すぐに病院へ!

  • ●生後4ヵ月以内で37.5度以上の熱がある
    生後間もなくの赤ちゃんは症状が変わりやすいので即病院へ。
  • ●40度以上の熱でぐったりして苦しそう。首が硬直して曲がりにくい。嘔吐やひどい咳などがある
    脳炎、髄膜炎、肺炎、日射病(暑いとき)などの可能性がある。
  • ●一時的に身体がこわばり意識がなくなる(けいれん)が、1~2分でおさまる
    急に熱が出たことによる熱性けいれんであることが多い。衣類をゆるめて静かに寝かせ、顔を横に向けて様子を見る。けいれんが1~2分で、その後はケロッとしているようなら、赤ちゃんには珍しくない症状なので心配ないが、熱が高いとき、嘔吐をしたとき、けいれんが5分以上続くなど、心配な場合は即病院へ。

診療時間内に病院へ

  • ●39度くらいで、鼻水、咳など風邪の症状がある
    風邪やインフルエンザのほか扁桃炎や口内炎、突発性発疹などいろいろな病気が考えられる。夜間の場合は、濡れたおしぼりで身体を拭いたり、水枕を当てたりして様子を見る。市販の解熱剤を使う場合は使用量を守ること。薬の名前と服用した時間をメモして医師に伝える。
  • ●耳だれが出る。耳に手をやって痛がるようだ
    中耳炎の可能性があるので、耳鼻科での受診を。

赤ちゃんの咳

すぐに病院へ!

  • ●ゼイゼイという音の呼吸をし、苦しそう
    ぜん息の発作の可能性。すぐに受診を。
  • ●強い咳で熱も高く、苦しそう
    細菌やウイルス性の肺炎の可能性。呼吸困難になることもあるので一刻も早く病院へ。
  • ●1歳未満で風邪の症状があり、立て続けに続いた咳の後、ヒューと息を吸い込む
    百日ぜきの可能性。1歳未満では呼吸が止まることがあるので、すぐ病院へ。

診療時間内に病院へ

  • ●咳のほかにも風邪の症状があるが、容体は落ち着いている
    風邪、インフルエンザなどの可能性。熱がなくても咳が1週間以上続くようなら病院へ。

赤ちゃんの嘔吐(吐く)

すぐに病院へ!

  • ●嘔吐が続き、意識がぼんやりしている。頭の大泉門の部分が膨らむ、不機嫌で 首筋が固いなど
  • ●激しく泣いたり、泣き止んだりを繰り返す。顔色が青ざめている
    脳炎、髄膜炎、腸重積症等の可能性。いずれも命にかかわることがあるので、すぐ病院へ。
  • ●何度も吐き、発熱、下痢もある
    水を与えてもすぐに吐き、ぐったりするときは脱水症状の心配があるのですぐ病院へ。原因としては、食中毒、急性胃腸炎などが考えられる。

診療時間内に病院へ

  • ●嘔吐はあるが、水などは飲める
    嘔吐を伴う病気もかなり多い。1~2回吐いたものの後はケロッとしているときは、家で様子を見てもよいが、何度も吐いたり、ほかに風邪などの症状があるようなら病院へ。
  • ●授乳中や直後に噴水のように吐く
    生まれたばかりの赤ちゃんは胃の入り口の締まりが悪く、授乳中にちょっと身体を動かしただけでも吐いてしまうことがある。生後6ヵ月くらいすると自然に治るので心配ない。ただし、授乳の後、30分以上経ってから吐くようなら、医師に相談してみよう。

赤ちゃんの下痢

すぐに病院へ!

  • ●嘔吐もあって、水分を受け付けない
    ぐったりして唇が渇いているときは脱水症状の心配があるのですぐ病院へ。
  • ●身体を折り曲げて激しく泣く。血液がたくさん混じった便が出る
    赤ちゃんが身体を折り曲げて激しく泣くときは、腹痛もあると考えられる。食中毒の可能性も ある。また、便に大量の血液が混じるときは大腸炎や腸閉塞などの可能性も。

診療時間内に病院へ

  • ●下痢はあるが、比較的元気
    下痢にはアレルギー性のものや薬の副作用が原因のケースもある。食べたものや薬の内容をメモして医師に相談を。
公開日:2001年9月3日