薄毛の進行を止めるのは、不可能ではありません。遺伝、運命などとあきらめず、がんばってヘアケアしてみましょう。
髪の毛を守るために、家庭でもできる方法は下の3つ。ただし、この方法は、髪の毛が残っている状態でしか効き目がない。一度薄くなってしまうと、どれだけがんばっても自力で髪が戻ってくることはないのだ。髪が薄くなる前から習慣づけておくことが大切だ。
ここでは、毎日行いたい具体的なヘアのお手入れ法を紹介しよう。髪の毛の質によって異なることもあるので注意。
洗髪の前に、入念にブラッシングをして、髪の毛についたほこりなどの汚れを落とすと同時に、頭皮のマッサージも行おう。ブラッシングは頭皮も刺激するつもりで適度に力を入れて(力の入れ過ぎは逆効果なので加減に注意)。このとき、必ず髪の毛は湿らして。乾いたままだと静電気が起こって、毛根の細胞を傷めることがあるからだ。
基本的には毛髪に合った弱酸性の植物系のものをおすすめ。また、髪がパサつきがちな人用、フケ取り用など頭髪のタイプに合わせた商品も出ている。ただ、フケ取りなど洗浄力の強いものは、髪に必要な皮脂まで取り去ってしまうことも。洗髪した後髪の毛を握ってみてキシキシした感じがするようなら、洗浄力が強過ぎ。水で薄めるなどして使うようにしよう。
シャンプーの手順は、次の通り。髪の量の多い人は2度洗いした方がいいが、薄毛の 気になる人は、シャンプーをつけるのは1回におさえて。
いつまでも濡れたままにしておくのは髪の毛によくないので、早目に乾かすことが大事。ただ、タオルでゴシゴシこすったり、ドライヤーの熱風をあてるのも薄毛予防のためには絶対×!
最後は整髪料をつけて髪の毛を整える。最近は、養毛や育毛効果をうたう商品も多く出ている。このような商品を利用するときは、説明書をよく読んで利用しよう。
養毛、育毛商品を選ぶときも、一体どのようなしくみで髪の毛に効くのか、お店やメーカーに問い合わせるなどし、自分に合ったものを選ぶようにしよう。
マッサージの仕方はいくつかある。代表的なものを紹介しよう。なお、マッサージのときには 指の爪は短くし、爪を立てないようにすること。
突然、頭の一部の髪の毛が丸い形にごそっと抜けてきた…という円形脱毛症。原因はストレスなど精神的なものであるといわれている。髪の毛がこのような抜け方をするようなら皮膚科に相談してみよう。