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マイホームに炭

炭のさまざまな効果は、飲料水やお風呂だけではもったいありません。せっかく強力な調湿効果があり、空気もキレイにしてくれるのだから、家全体に使いましょう。しかもその効果は、半永久的に続いてくれます。

埋炭(まいたん)

埋炭

現在、家の床下は、ほとんどがビニールシートを張る、コンクリートで固めるなどして、地面からの湿気を防ぐという方法をとっています。しかし結局は換気なども十分ではないため、逆に水分がたまって土台が腐ってしまったり、害虫が発生してしまうなどのトラブルに見舞われます。そこで炭パワー!1坪当たり40~60kg程度の炭を、床下に埋めます。
家は一生の財産となります。最近では、大手工務店などでも、希望により実施しているので、建て替え・新築のときには問い合わせてみてはいかがでしょうか。

埋炭による効果

  • ジメジメとした湿気をとるので夏は涼しく感じられます。冬は、暖房や湯気などから発生する結露を防ぎます。保温効果も高いので暖かいです。
  • 床下の湿度を下げることで、白アリ・ダニ・ゴキブリなどの害虫が発生しにくくなります。薬剤と異なり、無害なので安心です。
  • 家の土台や床板も結露しなくなり、腐食が防がれ家屋の耐久性がアップします。
  • 炭の脱臭効果で、ホルムアルデヒドや、壁紙などの塩化ビニール製品に含まれているTCEP(トリスホスフェート)など、いわゆる新築に特有な頭がクラクラしたりする有害化学物質も吸着、浄化してくれます。
  • 有害細菌を駆除し、家の中の空気が爽やかに感じられます。
  • 炭が出すマイナスイオンの鎮静効果で、リラックスできる家になります。

置炭(おきたん)

置炭

そうは言っても、今さら床下をはがすのも大変です。あるいは「賃貸やマンションなのでできない」という場合には、部屋に炭をたくさん置いて、同じ効果を得ましょう。それが置炭です。

置炭のポイント

  • 6畳間の場合、約10kgの炭を用います。
  • 籐のかごなど、通気性の良い入れ物も2~4つ用意します。
  • かごひとつに2~4kgの炭を入れます。
  • できれば部屋の4すみ、最低でも対角線上2すみに置きます。
  • ときどき風通しの良い場所に出して、天日干しをします。