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糖尿病を防ぐ食生活のポイント6

糖尿病を防ぐために気を付けたい食生活のポイントをまとめました。

1日にとるカロリーの量を決める

糖分の多い物や脂肪分の多い物など、カロリーの高いものを食べ過ぎると、血糖をコントロールするインスリンがより多く必要になります。近親者に糖尿病の人がいる場合は、自分もインスリンを作りにくい体質である可能性が高いようです。また、周りに糖尿病の人がいないケースでも暴飲暴食でインスリンの分泌が狂ってしまうこともあります。
1日にとるエネルギー量は必要な範囲に抑えるようにしましょう。

バランスよく栄養をとる

バランスよく栄養をとる

エネルギーを制限しても、栄養がかたよっては、ほかの病気を引き起こすことになりかねません。糖質やたんぱく質、脂質をバランスよくとり、ビタミンやミネラルが不足しないように心がけましょう。

脂肪のとり過ぎに注意

糖尿病予防というと、甘い物などを控えれば大丈夫と誤解している人も多いようですが、脂肪も糖尿病にとって油断ならない食物です。高脂肪の食事はカロリーオーバーにつながりやすくなります。また、糖尿病の深刻な合併症のひとつである血管障害を起こしやすくなってしまうからです。特に、肉類中心の食事をしている人は注意です。魚や野菜も意識的に摂り入れるようにしましょう。

食物繊維をタップリとる

食物繊維には血糖値の上昇をゆるやかにするはたらきや、血中コレステロール量を下げるはたらきがあります。また、食物繊維の多い食品はかみごたえがあるのでよくかんで食べることになり、食べ過ぎも防げます。糖尿病などの生活習慣病予防には救世主的な食材です。食物繊維を多く含む野菜や乾物、海藻などをしっかりとるよう心がけましょう。

お酒を控える

お酒を控える

お酒を飲むとどうしてもおつまみが欲しくなり、ついついカロリーオーバーになってしまいます。また、お酒の飲み過ぎは脂肪肝や血管障害などを起こしやすくし、糖尿病の深刻な合併症となります。お酒は適量を守り、おつまみなどはなるべく野菜物にするように心がけましょう。

3食を決まった時間にとる

血糖値を安定させるためには、食事を規則正しくとることが大切です。朝、昼、夕の食事量もなるべく均等にし、エネルギー量がかたよらないようにしましょう。