疾患・特集

いつまで歯医者に行かなくて平気?

できれば、行きたくない歯医者ですが、虫歯は放っておいても治りません。いつか行かなくてはいけないなら、歯医者に行くタイミングはいつがいいのでしょうか?虫歯の進行とともに見てみましょう。

歯医者で痛い思いをしたくない

できれば、行きたくない歯医者。「どうせいつかは行くことになるから、今はまだいいや」と思いたいものですが、では歯医者に行くタイミングはいつが良いのでしょうか?

歯医者さんがツライのは、何度も痛い思いをするからです。
しかし、定期健診(半年に1回程度)で、早期に見つかれば、結局、歯医者に行く回数も、お金も、時間も、そして何より痛みも激減できます。
「いつまで行かなくて平気?」ではなく、「いつも行っておけば、何回も行かなくても平気!」なのです。

虫歯の進行

C1の虫歯

C1の虫歯

歯の表面のエナメル質に小さい穴が開いた状態です。エナメル質に知覚がないので、痛みは感じません。そのため自分では発見しにくいのですが、この時に定期健診で発見できれば、治療の痛みもありません

C2の虫歯

C2の虫歯

穴が広がって、中の象牙質にまで進行した状態です。冷たいものや熱いものが「しみる」と感じだします。冷たいものがしみるときは虫歯の初期、温かいものがしみるときには進んでいると考えられます。
「最近、冷たいものがしみて…」という段階で、なるべく早く歯医者さんへ行っておきましょう。「嫌だなあ~」という気持ちはわかりますが、暖かいものがしみるまで放置すると、神経が腐り、顎の骨が腐る場合もあるようです。

C3の虫歯

C3の虫歯

歯の中央にある歯髄(神経)まで侵された状態です。歯髄炎を起こし、激しい痛みになります。多くの人は、この段階にならないと、なかなか歯医者に行かないものです。しかし、この段階では、治療がツライのも仕方ないこと。神経まで進んでいるのだから、治療の途中で歯医者さんに行くのをやめないようにしましょう。

C4の虫歯

C4の虫歯

歯の上部はほとんどなくなり、病巣が歯根まで進行し、歯根膜に炎症がおこり、ウミがたまることもあります。今日、明日にでも治療をするべきでしょう。