疾患・特集

休暇後の遊び疲れ解消法

お休みを取ってリラックスするはずだったのに、ついつい遊びすぎてお疲れモード…。
翌日からの仕事にそなえて遊び疲れを解消したい!そんな風に思ったことがある方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 疲れをとるのに、最もお手軽なのは、食事・入浴・マッサージ・睡眠。
普段していることにプラスアルファすれば、疲労回復度がグーンと上がり、仕事のやる気もムクムクと甦ること間違いなし!?

食事

ごちそう疲れ、飲み過ぎで内臓が疲れ気味なら、休みの最終日は禁ごちそう・禁アルコールが回復の早道。胃を休めるために、寝る2時間前には食事をすませておきましょう。
飲み物は、神経を興奮させるようなコーヒー、紅茶、緑茶などより、刺激の少ない麦茶や番茶が○。また、疲労回復に効果のある酢やビタミンCをたっぷりとるのもおすすめです。
最近では、渡り鳥や回遊魚(カツオやマグロなど)に含まれるイミダペプチドという成分も、疲労回復に効果があると言われ、注目を浴びています。イミダペプチドは鳥胸肉に含まれていると言われているので、取り入れてみてはいかがでしょうか?
アルコールで肝臓が弱っていそうなら、しじみの味噌汁が効果的とも言われています。
仕事が始まる朝は、朝食をしっかりとっていきましょう。

入浴

遊び疲れ(または休み疲れ?)には、なんと言ってもお風呂。
お湯の温度や水圧は、血行をよくして新陳代謝を促します。
また、副交感神経のはたらきが良くなるので、リラックス効果も抜群です。

筋肉疲労や興奮気味の時には、36~38度のぬるいお湯にゆっくりと。入浴剤の効果や香りをうまく利用して、疲れを癒しましょう。朝起きて出勤前にもサッパリしたければ、熱めのお風呂かシャワーにサッと入ると、交感神経が刺激されてシャキッとします。

マッサージ

マッサージや指圧の方法は多種多彩。
家で素人でも簡単にできて、疲労回復に効果があるのは足の裏。土踏まずを中心に、親指で指圧してみましょう。
うつぶせに寝て、家族に土踏まずのあたりを踏んでもらってもよいでしょう。

大人に踏んでもらうときは、踏む人に壁などの掴まる場所を確保しておかないと、全体重があなたにかかり、とんでもないことに。
家族に気長な人がいる場合は、仰向けに寝て、足の親指と人差し指の付け根(イラスト参照)に、しばらく親指の腹を当てていてもらいましょう。
いつしか体がリラックスして、ウトウトしてきてそのまま寝てしまえば、すっきり体が軽くなるはず。

睡眠

睡眠中は、ヒトの体は内臓などの活動の低下、呼吸数や脈拍数の減少、体温の低下、代謝や内分泌器系の活動の低下、骨格筋の弛緩などによってエネルギーの消費が抑えられ、心身の疲労が回復していきます。
特に眠りに入った直後に現れるノンレム睡眠の3~4段階は、肉体の疲労回復期と言われている大切な時間。
質の高い深いノンレム睡眠は、夕方から夜中にかけて現れるとも言われているので、疲労回復には早寝を心がけましょう。

公開日:2014年10月17日