疾患・特集

美しい日焼け肌は日焼け後のケアで決まる!?

この数年、紫外線が有害視され日焼けは御法度ということになってきている。
しかしせっかくの夏、お日様に当たらず、真っ白の肌というのもつまらない。
「男らしくない!?」と思う向きも多いのではないだろうか。
またゴルフやテニスなどのスポーツや子供のプールのお付き合いなど、望まないのに日焼けしてしまう人がいるのも現実だ。
そこで、日焼け後のケアの仕方を紹介。

日焼けは軽い火傷と同じ

人の肌は紫外線に当たることによって、細胞を傷つけられる。
このため日焼けをすると赤くなったり、ひりひりしたり、ひどい場合には水泡ができたりする。
これは火傷と同じ症状。
日焼けしたらまず濡れタオルや冷水シャワーで火照りを鎮めることが大切だ。 日焼け後のケア商品をいきなり塗りたくる人がいるが、それより水で冷やす方が効果的。
ケア商品を使用するのはそれからでも十分なのだ。

ある程度ほてりが収まったら、かゆみや痛みの炎症を鎮める処置を。
非ステロイド性の代表的な鎮痛消炎分、ブフェキサマクが配合された軟膏を塗ればかゆみや痛みには有効だ。

また薬に頼らなくても、アロエやハーブの一種、ティートリやラベンダーを使用しても良い。
アロエはそのまま汁を塗ってかまわないし、ティートリやラベンダーは市販のエッセンスオイルを水で薄めて塗るだけで手間がかからない。
これらには炎症を抑えるはたらきがあり、特にアロエは一般のサンケア商品にも配合されていることも多い。

乾燥を防いできれいな日焼け肌

ここまでしたからと、安心してはいけない。
ここまでのケアはいわば傷の手当。
むしろきれいな日焼け肌になるためには、ここから先のケアが大切なのだ。
痛みやかゆみ、ほてりがひいたからといって、皮がボロボロむけてしまってはただの汚らしい人。
好感度の高い、カッコイイ男を演出するなら断じて皮などむけてはいけないのだ。
では、どうすればきれいに焼けた肌をキープすることができるのか?
それは水分を補給すること。
日焼け後の肌は先ほども述べたように細胞が傷つき、水分をキープする能力が失われている。
従って、水分がどんどん体の表面から逃げてしまい、肌がカサカサになって皮がむけてしまうのだ。
だから水分を肌に与えることが大切だ。
風呂上がりに専用のサンケア商品をたっぷり塗るのが効果的。
ただし、日焼けを通り越し、水ぶくれになってしまった重度の日焼けには、このようなケアでは対応しきれない。
その場合は皮膚科で専門的な処置をしてもらうことが必要だ。