疾患・特集

ベタベタ・ギトギト、男のアブラ

「アブラギッシュな男」…。
顔がベタベタしていてそばに寄るのもイヤ、という女性の声が聞こえてきそうな言葉である。
年齢を重ねてもアブラっぽさが抜けない男の肌、有効な解消ケアはあるのだろうか?

脂とり紙は救世主になれるか!?

本来、私たちの皮膚表面は天然の皮脂で覆われている。
皮脂は外部の刺激から肌を守り、乾燥を防いで正常な状態に保つ重要な役目を持っている。
分泌される皮脂量は年齢によって差があり、最も多く分泌されるのがだいたい14歳~16歳頃。
一般的に思春期をピークに皮脂の分泌量は少なくなっていくものだが、男性は女性に比べてそのカーブがゆるやか。
肌がアブラっぽい中年男性が多いのは、当然といえば当然のことなのである。

そんな「男のアブラっぽさ」に注目して発売されたのが、男性用の脂とり紙。
ウェットティシュ状のシートタイプになっていて、サッと顔を拭くだけで洗顔+化粧水の効果が期待でき、肌と気分をリフレッシュしてくれるスグレものだ。
携帯に便利なポケットサイズなので、仕事中や外回りの間にも使えて便利。
簡単にできる皮脂コントロールとして人気を高めている。
薬局やコンビニで手に入るので、アブラっぽさが特に気になる今の季節には重宝する。

大切なのは皮脂コントロール

顔がベタベタするとき、最も手っ取り早い解消法は洗顔だが、洗顔料を使わずに水で洗うだけではNG。
アブラは水だけでは落ちないので、面倒でも専用の洗顔料を使い、1日に朝と夜の最低2回は洗いたい。
マッサージするようにクルクルと指先をすべらせて洗い、洗顔後のすすぎを十分すぎるほど十分に行うことがポイントだ。
洗顔料が肌に残っているとニキビなどの原因になりかねない。
また、顔を洗った後に化粧水を使うこともおすすめ。
素肌のままだと、皮膚が「肌がカサついている!」と勘違いして、どんどん皮脂を分泌してしまう。
洗顔&化粧水は、皮脂コントロールの基本と覚えておこう。

また、夜更かしや暴飲暴食も肌のベタつきの原因に。
正しい生活習慣を身につけ、肌そのもののリズムを守ってあげることが大切。
「アブラギッシュなヤツ」と言われないためにも、今からできる身近なことから見直してみてはいかがだろうか。