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ビールのおつまみ、何を選ぶ?

「ビールとくれば枝豆」とはよく聞きますが、ビールばかり飲んで、食事をしないようでは酒飲み失格です。栄養面のバランスを考えたおつまみには、どんなものが適しているのかを考えてみましょう。

ビールに枝豆の真意はいかに?

枝豆

仕事の後の1杯のビールは、疲れも吹き飛ぶ爽快さが魅力です。夏なら、屋上のビアガーデンで開放的な気分に浸りつつ、「ぷは~っ」とジョッキを傾けるのもいいでしょう。
さて「ビールとくれば枝豆」とよく聞きますが、一体ビールにはどんなおつまみが合うのでしょうか。

アルコールは空腹時の方がより胃壁に吸収されやすく、お酒を飲むときには基本的にはお腹に何か入れてから飲むといいでしょう。空っぽの胃にどんどんビールを流し込めば、酔いが回りやすく悪酔いの原因にもなりかねません。

先に挙げた枝豆は、黄大豆の未熟果を収穫したもので、タンパク質、脂質、ビタミンB1、B2、C、リン、カルシウムなどの豊富な栄養を含んでいます
特にビタミンCは、みかんに匹敵するくらい豊富です。ビールと枝豆の相性は、味の面だけでなく、偏りがちな栄養面を補う意味でも抜群なのです。
同じ大豆から作られる豆腐や、納豆を使った料理も好相性といえそうです。

ビールの相棒には乳製品やビタミンB群

お酒を飲む前にはコップ1杯の牛乳を飲むという人がいます。これは、胃壁をアルコールから保護し、急激な吸収を防ぐ効果があります。
「今日はお得意の接待だから、自分は酔っぱらえない」などという日にはお試しを。

同じ意味でチーズなどの乳製品も効果があるようです。
また、造血作用を促して肝機能にはたらくビタミンB類を多く含む食品もおすすめ。
例えばピーマンやニラなどの緑黄色野菜や、しいたけひじきなどが挙げられます。
にんにくやゴマは、動脈硬化予防にも効果的と言われています。

最後に、飲み過ぎて気持ちが悪くなってしまったときの解消法をひとつ。
200ccの水に塩を15グラムほど入れ、よく溶かして飲みましょう。しばらくすると、難なく吐けるようになり、胃もスッキリ。
でもコレはあくまで緊急のお助け方法です。
飲み過ぎることなく適量を守るのが、お酒との最善のつきあい方といえます。