最近、建材や家具から発散するホルマリンなどによる空気汚染が原因といわれる「シックハウス症候群」が増えています。
主な症状としては、新築のマンションや一戸建てに入居した人が、目がちかちかしたり、気分が悪くなったりするというものです。
シックハウス症候群は、「化学物質過敏症」の1つです。
化学物質過敏症は、 1980年代後半になって欧米で指摘され始めた現代病で、微量の化学物質に反応して、目の痛み、頭痛、全身のけん怠感、不眠などの症状を起こします。
原因としては
などが考えられていますが、まだ実態はよくわかっていません。
シックハウス対策として、国立公衆衛生院では「新築後、半年は換気をこまめにしたり、床材や家具をはがしてホルマリンの少ないものに代えるのも重要」としています。