疾患・特集

気を付けたい薬と食品の相互作用

血沈を固まらせてしまう場合がある納豆の成分

薬と食品の相互作用にも気を付けなければなりません。鉄剤をお茶や乳製品と共に服用すると、吸収が悪くなることは有名です。
また、虚血性心疾患などで坑凝血剤ワーファリンを服用中の人が、納豆を食べてはいけないこともよく知られています。納豆に多く含まれるビタミンKには、血液を固まらせてしまう作用があるからです。

  • 三環系抗うつ薬+チーズ・ヨーグルトなどチラミン含有食品(急激な血圧上昇)
  • テトラサイクリン系抗生物質+牛乳(薬の吸収低下)
  • カルシウム拮抗薬+グレープフルーツジュース(作用増強)

にも注意が必要です。

危険なタバコと経口避妊薬の併用

し好品との相互作用も危険な場合があります。アルコールは相互作用を起こすことが多いので、もちろん一緒に飲んではいけません。特に危険なのは、精神安定剤や催眠剤、抗ヒスタミン剤、アスピリンと一緒に飲むことです。服薬期間中の飲酒についても、医師によく確認しておくことが必要です。
タバコとの併用が最も危険なのは、経口避妊薬です。心臓血管系の副作用が起こる可能性があります。一部のぜん息治療剤や解熱剤は喫煙により効果が低下します。