疾患・特集

外用薬は基本的に体の局所に効く薬

外用薬のメリットとデメリット

外用薬は、基本的に体の局所に効く薬です。傷口を消毒する消毒薬、湿しん・外傷・皮膚の感染を治療する軟こうやクリームなどです。ただし、坐薬や軟こうの中には、全身作用を目的としているものもあります。
解熱・鎮痛剤や抗生物質を含んだ坐薬などは、内服薬よりも即効性があります。
全身的副作用の減少に有効、内用薬による胃腸障害や注射剤による痛み・組織障害が避けられる、薬効が持続的、薬用量の調節が簡単などのメリットがあります。
逆に、皮膚から吸収されにくい薬剤も多く、病変により吸収率が変化するので、適切な薬用量が決めにくいなどのデメリットもあります。

かぶれが現れた時は医師・薬剤師に相談を

使い方は医師の指示や使用説明書に従います。軟こうやクリームを塗る場合、ぬるま湯か消毒用アルコールなどで患部を清潔にします。かぶれなどが現れた時は医師・薬剤師に相談しましょう。
坐剤を使う時も、いくつかの注意点があります。薬の種類によって違いますが、一般に患部が化のうしている時は、ステロイドを含有した坐薬は使用すべきでありません。また、アレルギー体質や妊婦の方は、医師・薬剤師に相談してください。