疾患・特集

精神保健福祉センター

地域対策のための公の機関

精神保健福祉センターは、精神保健法に基づいて全国の都道府県に設置されている公の機関です。精神保健福祉に関する企画立案、保健所に対する技術的な指導などを行うことになっています。

その中で、アルコール関連問題に対しては、酒害談指導事業というものが行われています。その事業内容は、適正飲酒の普及、アルコール依存症に関する相談や指導、さらに再発防止の対策まで総合的に行っています。
また、地域のアルコール専門治療施設や保健所など関連機関との調整、断酒会などの民間団体育成などで、地域におけるアルコール関連対策を取りまとめています。

まず、利用を

ですから、家族の中にアルコール依存症の人がいて悩まされている場合は、まず精神保健福祉センターの酒害相談を利用することをおすすめします。自分の住む地域にどんな専門病院や、アルコール外来があるのかが分かります。また、断酒会やAA(アルコホリクス・アノニマス)、アラノンなどが、具体的にどのような活動を行っているかも教えてくれます。