疾患・特集

吸いたくなりそうな状況への対策

チェックリストでチェックした項目のうち、特に吸いたくなりそうな状況(評価が5や4の項目)については、次のアドバイスを参考にして自分なりの対策を考えておきます。

朝の目覚めの時

睡眠中はたばこを吸えないので、目覚めた時が一日で一番血液中のニコチン濃度が低下している時です。そこで体がニコチンを求め、だれでも吸いたくなります。
この状況を乗り切るためには、起きてすぐに冷たい水を飲んだり、軽く体操するなどして、行動パターンを変えてみます。

食後

食後の一服をおいしいと感じる人は少なくありません。そのような時は、食後、のんびりとテーブルでくつろがず、すぐに立って歯磨きをしたり、散歩するなど体を動かして、吸いたい気持ちを和らげてみます。

コーヒー、アルコールを飲む時

コーヒー、アルコールは、喫煙と仲良しです。しかも、周囲の人が吸っていたら、なおさら吸いたくなります。禁煙を開始して間もない頃は、コーヒー、アルコールから離れておくのが賢明です。

人と話をする時

非喫煙者と話をしている時に吸いたくなったら、相手の気持ちを考えてみましょう。たばこを吸う人と話をする時は、現在、禁煙チャレンジ中であることを告げて、協力してもらいましょう。また、禁煙の場所で話をするのも良い方法です。

会議をする時

最近は、会議中は禁煙というところが増えてきました。
しかし、喫煙可能な会議では我慢するしかないので、禁煙の会議にできるように上司と相談してみます。

嫌なことがあった時

社会生活上、嫌なことは避けることはできません。そんな時は、たばこで気を紛らわすのではなく、好きなことでもやって気分転換を図ります。

緊張した時

緊張すると、体中の筋肉は硬くなり、呼吸も浅くなりがちです。そのような時は、リラクセーション法などによって、深呼吸をし、固くなった筋肉を意識的に緩めるようにします。

電話をかける時

職場での電話は、用件だけにして手早く済ませます。家で電話をかける時は、電話の回りから喫煙用具を片づけて、出し入れに面倒なところへしまい込むなど、吸いにくい環境を作ります。

ほっとした時

ほっとできる時には、のんびり散歩に出かけたり、読書でもしてみてはどうでしょう。

手持ちぶさたの時

机の引き出しの整理や、庭いじりなど、今までしようと思っていながら放っておいたことを片づけるなどして、気を紛らわせます。

口寂しい時

糖分の少ないガムや昆布などをかんだり、歯を磨く、水を飲むなどで代用します。

テレビを見る時

テレビの周囲から喫煙道具を片づけて、出し入れに面倒なところへしまい込むなど、吸いにくい環境を作ります。

調べものや、書き物をする時

作業机の回りから喫煙道具を片づけて、取り出すのに面倒なところへしまい込むなどして、吸いにくい環境を作ります。