疾患・特集

禁煙に向けての14のヒント

自分にあった方法を選んで実行!

禁煙開始日までの間に、たばこを吸わない生活に向けて準備を進めます次に、実際に禁煙に成功した人たちが使った準備のためのヒントをあげました自分にあった方法を幾つか(一つ以上)選んで、無理なくできるよう自分なりにアレンジして実行してみましょう。

  1. 吸うたばこの銘柄を考えてみる
    例:おいしくないと感じる銘柄や、ニコチンの少ない銘柄に変えてみる
  2. たばこを吸う時に、たばこを持つ手やくわえる口の位置を変えたり、ライターを使わないでマッチを使うようにする
  3. たばこを吸う時間や場所を段階的に制限していく
    例:食後に禁煙タイムを設けたり、会議中にはたばこを吸わないようにするまた、家の中での喫煙場所を1カ所に決め、それ以外の場所では吸わないようにする
  4. 喫煙行動記録ケースを見て、たばこがどうしても吸いたくなる場所や時間をチェックする
    例:起床時、食後、仕事中、商談や会議中、イヤなことがあった時、アルコールやコーヒーを飲んだ時など
  5. 家族や友人、職場の同僚の中から、一緒に禁煙を始める仲間を見つける
  6. 家族や友人など、周囲の人に禁煙することを伝えて協力してもらう
    注:周囲の人に禁煙することを言わずに、秘かにチャレンジした方が成功しやすい人もいます自分により合った方を選んでください
  7. たばこをやめてもストレスがたまらないように、たばこに代わるストレス対処法を身に付ける
  8. たばこなしで過ごすためのトレーニングをするトレーニングの方法は、たばこが吸いたくなってもすぐには吸わないで、3分間我慢するその間たばこが吸いたくてどうしようもない場合は、たばこの代わりになるものを見付けて実践してみる
  9. 禁煙したことのある人は、失敗した理由を思い出し、今回の禁煙チャレンジの参考にする
  10. たばこの買い置きはしないようにするまた、家でも職場でもたばこを持ち歩かないように心掛け、自由にたばこの吸えない環境を作り出す
  11. 禁煙開始日が近づいてきたら、灰皿をたばこの吸いがらでいっぱいにし、たばこの吸いがらの光景と臭いが非常に不快であることを確認する
  12. 禁煙開始日の前日に、残っているたばこや使っていたライター、灰皿などの喫煙具をすべて処分する
  13. たばこの本数を極端に減らしたり、完全に禁煙すると、人によって程度の差はあるが、イライラ、頭痛、集中困難など、たばこの離脱症状(いわゆる禁断症状)が出現することをあらかじめ承知しておくこれらの症状の多くは、体内からニコチンが出ていくために起こる一時的な症状で、いわば健康の回復サインである
  14. 喫煙再開の多くは、たばこの離脱症状が出現し、まだ体がニコチンに依存している禁煙開始後1~2週間以内に始まることを、あらかじめ認識しておくしかし、この時期さえ乗り切れば、離脱症状はうそのように消え去り、禁煙成功への道は確実に開ける

生涯二度とたばこは吸わないと考えると、精神的に大きな負担になる今日一日だけは吸わないでおこうと、軽い気持ちでチャレンジしましょう。