長い間親しんできたたばこに別れを告げるつらさは、経験者でなくとも想像がつきます。
なんといっても長年の喫煙者はニコチン依存症になっているわけですから、なかなか意思通りに禁煙することは大変のようです。
少し古い資料ですが、禁煙を始めて何日目に一番つらいと感じたかを調べた報告を見ると、多くの人が2日目と3日目をあげています。そして5日を過ぎると、苦痛を訴える人はぐんと減少しています。
こうしたことを知っておくと、自分が禁煙を開始したのち、つらさに見舞われても次に来る試練だと考えると、ぐんと気が楽になることでしょう。
第1日 | 38名(14%) |
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第2日 | 95名(31%) |
第3日 | 309名(32%) |
第4日 | 57名(16%) |
第5日 | 64名(7%) |
(対象人員791 名)
出典:「禁煙と健康に関する調査報告」林高春、1981