疾患・特集

下山時にひざを痛めやすい

急いで下りない

ゴルフと並び中高年に人気が高い、ハイキングや登山。
ところが、人気が高まるとともにいろいろな障害も発生しています。事故は論外として、意外と知られていないのが、ひざを痛めてしまうことです。
ハイキングや登山は、初心者は登る時の方が大変と思いがちです。
確かに体力的には登りのほうが大変ですが、下りでは自分の体重移動を制御するため、脚の筋肉を駆使しなければなりません。
やっと頂上について後は下りるだけ……と思って急いで下りるとひざを痛めてしまいます。下りは黙っていても足が前に進んでしまいます。
一歩一歩、重心のバランスを確認しながら、踏みしめるように慎重な姿勢が必要です。

初心者は、下りも緩やかなコースで

例えば、多くのハイカーで賑わう東京・高尾山にしても、いくらやさしい山だといっても相手は自然です。何が起こるか分かりません。
登りももちろんですが、初心者は下りも緩やかなコースを選択し、ひざに負担をかけないよう配慮しましょう。無理をすると、バランスをくずしての滑落の危険も増してきます。