疾患・特集

ビタミンE剤はαトコフェロールの表示があるものを

フリーラジカルを消去

ビタミンEは、ビタミンAや不飽和脂肪酸の酸化を防止したり、フリーラジカル(対にならない電子をもつ原子や分子で周囲の化学物質と容易に反応する)を消去する作用があり、生体膜の機能を正常に保つはたらきをしています。

同じ作用を持つ類縁体入りビタミン剤

自然界に存在するビタミンE作用を持つ類縁体として、8種類のトコフェロールが知られており、α、β、γ、δなどの異性体があります。最も活性が高いのはαトコフェロールです。
このため、ビタミンE剤はαトコフェロールの表示があるものを選ぶのが良いといわれています。
市販されているビタミンE剤のなかでは、ユベラックス300(エーザイ)、トコロールEゴールド(湧永製薬)などにαトコフェロールが配合されています。