疾患・特集

玉ネギやニンニクがビタミンB1の吸収を助ける?

ビタミンB1を吸収しやすくするアリチアミン

食品中のビタミンB1は、主としてチアミンピロリン酸エステルの形でたんぱく質と結合したり、でんぷんに吸着して存在することが多いものです。
ビタミンB1の化学構造を少し変えた誘導体も多数開発されており、ジベンゾイルチアミン、アリチアミンなどがあります。これらは吸収率が優れているために医薬品あるいは食品添加物として使われています。

タマネギやニンニクの匂い成分から生まれる

アリチアミンは、玉ネギやニンニクをすりつぶした時に発生する、匂い成分アリシンとチアミンとの反応によって生じた脂溶性の成分です。これは小腸からの吸収性に優れており、ビタミンB1の補給に適しています。