人間の体は、筋肉も血液も、皮膚、髪の毛も、主にたんぱく質からできています。また、一部のホルモン、酵素、免疫体など、生命の維持に不可欠なものもたんぱく質から構成されています。つまり、たんぱく質は健康を維持するためには絶対に必要な栄養素なのです。
人間の体は常に新陳代謝を繰り返しています。たんぱく質も例外ではなく、毎日新旧のたんぱく質が入れ替わっています。その消費される分を毎日きちんと補っていかなければ、「たんぱく不足」になってしまいます。
では、どれくらいの量のたんぱく質を摂取すればよいかというと、次のようにして算出されます。
0.64(A)×100/85(B)×1.1(C)×1.3(D)≒1.08(g/kg/日)
例えばあなたの体重が50kgとすると、54gとなります。また、20歳代の男子だと、平均体重が64.69kgですから69.9g、つまり約70gと算定されます。
しかし、これはあくまでも基準値。感染にかかっていたり、大きなけがや精神的ストレスなどがある時は、2~2.5g/kg/日は必要です。