疾患・特集

血圧が低すぎると危険?

高血圧と違い、血圧が低い状態には、それほど心配はいりません。
最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下を低血圧症といい、原因別に、症候性低血圧症、本態性低血圧症、起立性低血圧の3種に分類されています。

本態性低血圧症

遺伝的体質が原因といわれ、低血圧症のほとんどがこのタイプです。特別な合併症が起こるようなこともなく、どちらかというと長生きをするといわれ、血圧を高くする治療も必要ありません。

起立性低血圧

急に立ち上がったり、長時間立ち続けたりした場合に、上半身の血圧が低下し、立ちくらみやめまいを起こすものです。
多くは原因不明ですが、自律神経の不調などが原因で起こる場合もあります。

症候性低血圧症

大動脈弁狭さく症、心筋梗塞などの心臓病、甲状せん機能低下症、アジソン病などのホルモン系の疾患、栄養不足、寝たきりの状態などによって起こるものです。
治療により原因を取り除けば、血圧も正常に戻ります。

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