疾患・特集

内臓型肥満をどうやって見分ける?

CTスキャンで腹部断面像を撮影

内臓型肥満は、腹部の脂肪、主として腹こう内内臓脂肪の過剰蓄積によって起こるものです。皮下脂肪型肥満に比べ、糖尿病、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病を合併しやすい肥満です。

一般の人にも分かりやすいように、内臓型肥満はその体型からリンゴ型肥満とも呼ばれています。この肥満を正確に見分けるためには、CTスキャンを用いて腹部断面像を撮影し、腹こう内内臓脂肪(V)と皮下脂肪(S)の面積比を出して、V/S比を求めることです。
その比が0.4以上の場合は内臓型肥満、0.4未満の場合は皮下脂肪型肥満と定義されています。

ウエストとヒップの比を見る方法も

簡単にはウエストとヒップの比を見る方法もあります。男性で1以上、女性で0.8以上は内臓型肥満の可能性が高くなります。ズボンやスカートのベルトが長くなってきたら要注意です。