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頭を働かせるには炭水化物が必要

食物から摂取された炭水化物は、消化管内で分解されて単糖として小腸から吸収されて肝臓に入ります。さらに、ここでブドウ糖に変えられ、その大部分はグリコーゲンとして肝臓に貯蓄されます。残りは、グルコースとして血液中に放出されたり、脂肪酸やアミノ酸に転換されます。

血糖は脳の機能を保つ

血液中に放出されたグルコースを血糖といいます。血糖は色々な臓器や組織が正常な機能を保つために必要なエネルギー源です。特に脳はその機能を保つために必要なエネルギーをほとんどグルコースに頼っています。
脳で使われるエネルギーは、1日に約200~300kcal。従って、頭をはたらかせるためにはグルコースの元になる炭水化物が絶対に必要です。
不足が続くと血糖値が低下し、その値が40mg/dl以下になると意識障害を起こすことさえあるのです。