疾患・特集

魚類と肉類は半々に取る

魚のたんぱく質、肉の脂肪

同じ動物性食品でも肉と魚では、大きな違いがあります。100gのカツオと豚肉(肩肉)を比べると、カツオは豚肉の2倍近くのたんぱく質を含み、逆に豚肉にはカツオの10倍以上もの脂肪が含まれています。
しかも、肉に含まれる脂肪はコレステロールを作りやすい脂肪ですが、魚の脂肪は逆にコレステロールを下げることから、動脈硬化の予防に役立ちます。

ビタミンB1の多い豚肉

一見、肉は健康の大敵のようですが、それは誤解です。
肉は良質のたんぱく質が豊富で、同時に鉄分、ビタミンB2なども含まれています。スタミナ源として肉は最適です。
特に豚肉は肉類(赤身)の中でコレステロールや脂肪も少なく、ビタミンB1が非常に多く含まれているのが特徴です。ビタミンB1は疲労回復に効果があるビタミンです。
そうはいっても、もちろん食べ過ぎは禁物。
いくら肉がおいしくて、料理が簡単といっても、脂肪の多い肉を毎日のように食べていれば、肥満だけでなく、コレステロールや高脂血症を起こしやすくなります。
動脈に脂肪がたまり、血管が詰まり、心筋梗塞になりやすいのです。
魚と肉をバランス良く食べることが大切です。