疾患・特集

食事回数で体内リズムを整える

体内リズムはほぼ24時間周期

栄養のバランスの取れた食事を取ることは大切ですが、食事を取る回数とその時間も重要です。
体の中では、ほぼ24時間の周期でさまざまな生理現象が起きています。
このほぼ24時間の周期をサーカディアン・リズム(概日リズム)といいます。このサーカディアン・リズムを作るのに重要な役目をしているのが、食事を取る回数と時間間隔です。

1日3回、規則正しい食事

1日3回、規則正しく食事を取ることが重要なのです。食事を取ることによって、消化液が分泌され、消化酵素がはたらき、腸が動き、体のリズムが規則正しく整ってきます。
食事を取る時間が不規則だったり、取らなかったりすると、体のリズムも狂い、病気になりやすくなります。
高血圧、動脈硬化、糖尿病、肥満など、生活習慣病は食生活と密接に関係しています。専門家が指摘するがん対策のほとんどが食生活に関する内容になっています。
生活習慣病を予防するには、栄養のバランスや摂取エネルギーの所要量を守るだけでは十分ではありません。1日3回、規則正しく食事を取ること、特に朝食をきちんと取ることです。それによって体のリズムを守り、良い生活習慣を作っていくことが、生活習慣病を予防することにもなるのです。