用語解説

門脈圧亢進症性胃症

もんみゃくあつこうしんしょうせいいしょう
門脈(消化管や脾臓を流れた血液が集まり、それを肝臓へ運ぶ血管)の内側の圧が高くなることにより、胃に症状が現れた状態。肝硬変に合併して起こることが多い。胃から門脈への血流が滞るため、胃の血管の圧も高くなり、胃の粘膜に出血やただれ、浮腫などが起きる。また、胃の痛み、吐き気、吐血、黒い便も出現する。血液がこぶ状にたまってしまうこともあり、そのこぶが破裂すると、命に関わる出血になることもある。治療には、門脈の圧を低下させる薬や胃酸を抑制する薬が使われる。
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