用語解説

マルチスライスCT

まるちすらいすしーてぃー
1列の検出器で1回転につき1スライスのデータを収集するCTスキャナに対し、体軸方向に並んでいる複数の検出器を備え、1回転で複数のデータを収集できるCT(コンピュータ断層法)。薄いスライス厚での撮影ができるが、一度のX線照射で同時に撮影するため、1列の検出器をらせん状に動かして撮影するヘリカルCTとは異なり、スライス画像間にズレが生じない。また、被曝量が少なくてすむだけでなく、撮影時間も大幅に短縮できる。呼吸を止めにくい乳幼児や高齢者、重篤患者の症状も、鮮明に撮影ができる。
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