用語解説

肺挫傷

はいざしょう
事故などで胸部に強い力がかかり、肺が潰れて出血した状態。主な症状は、胸の痛みや呼吸困難、血痰など。肋骨の骨折や、血胸(胸腔内に血液が溜まった状態)、気胸(胸腔内に空気が溜まった状態)を合併することもある。症状が軽いものであれば、1週間程度で自然に回復するが、広範囲の場合は低酸素血症により意識障害や血圧低下を合併する。フレイルチェスト(複数の隣り合う肋骨が2ヵ所以上折れた部位が、通常の胸の動きとは逆に、息を吸った時にへこみ、息を吸った時にふくらむ状態)を合併している場合は、人工呼吸器による治療が行われる。
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