用語解説

PM2.5

ぴーえむにてんご
大気中を浮遊している粒子状物質で、大きさが2.5μm(マイクロメートル:1μm=1mmの千分の1)以下のもの。非常に小さいため、吸い込むと肺の奥深くまで入りやすく、喘息や気管支炎、肺がんなどの呼吸器系の病気のほか、循環器系の病気が引き起こされる恐れもある。主な発生源は、ボイラーや焼却炉のばい煙、火力発電所や工場、自動車からの排気ガスなど。また、喫煙やストーブなどによって、家庭内からも発生している。吸入量を減らせる手段として、医療用・産業用の防塵マスクの着用が挙げられる。ただし、期待できる効果を得るには、空気の漏れがないように、大きさ選びや着用の仕方に注意する必要がある。
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